2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一般化線形モデルの一般論

はじめに これまで、単回帰分析や重回帰分析といった「目的変数が正規分布に従う」と想定する線形モデルについて説明してきた。 しかしながら、関心のあるデータはいつも正規分布だけで表現できるわけではない。ある病気になるリスクを高くしたり低くしたり…

交互作用を表現する線形モデルをRで実施する

はじめに 前回の記事で交互作用の概念について説明したが、その続きとして、シミュレーションデータを使ってRでの実行例を見ていきたいと思う。 mstour.hatenablog.comなお今回は2値のカテゴリー変数どうしの交互作用だけを扱うことにする。 問題設定は次の…

線形モデルにおける交互作用

はじめに 前回の「ダミー変数」についての記事の最後に、連続型とカテゴリー型の説明変数が混在した線形モデルが登場した。 mstour.hatenablog.com このようなモデルを模式的に図解すると、縦軸に目的変数の値(点数)、横軸に連続型変数(学習時間)の値が置…

線形モデルにおけるダミー変数

はじめに 前回紹介した「重回帰分析」は、統計モデルによって表現したい変数*1が正規分布に従うものと仮定した上で*2、その平均(期待値)を複数の要因(説明変数)によって説明する方法である。 mstour.hatenablog.com 前回見たように、重回帰分析モデルは…